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✎☪food*bijoux story neighbors by the only culture mix weekly
どうして、何かを失ってから大切なこと・人に気がつくんでしょう。
島の自然の中、忘れられてしまった町でわたしが出逢った
恋と家族と人と想い。
食卓上のラブレター
今月からはじまった大切な人へ想いを届ける食卓上のラブレター。
日曜日の昼下がり いかがお過ごしでしょうか?
先週にひきつづき2th Weeks/LUNE。
ここからは、とある 仲間模様が綴られた物語を
いくつかにわけてクローズアップしていきます。
わたしの友人に 控えめな女性がいます。
最近、彼女にも好きな人ができました。仲間内の彼です。
彼は活動的な好青年なためか、仲間の中心的でいつも人気者でした。
控えめな彼女は なおさら近づくこともできませんでした。
そして、お話するなんてもってのほかでした。
そんな彼からある日、お誕生日パーティーのお誘いを受けました。
もちろん、彼女も一緒です。わたしたちの仲間は、お誕生日の贈り物を
あれやこれやとめぐらして、ひとつ決めました。
そして、お誕生日パーティーの日です。仲間一堂そろって彼のお家へ
でかけました。男性、女性 数十人といったメンバーでした。
その中に彼のことが好きな彼女もいました。
そのうち、バースデーケーキのローソクが吹き消されると一緒に、
わたしたちは、一人ずつ贈り物を手渡しました。
男性は彼が一番がんばっているゴルフの手袋、ボールなどをもってきました。これはわたしたちのアイデアでした。女性はペンや、ナイフや、洗面セットなど、身の回りのものをもってきて、やはり、控えめな彼女が1番最後でした。
「お誕生日おめでとう。何がいいのかあんまりわからないけど。」
数本の深紅のバラをさしだしました。わたしたちは、いつも控えめな
彼女の大胆さに 少し驚きました。
彼は さらっと、
「これは素晴らしい。最高の贈り物だ。ありがとう。」
やはり、好青年でした。
その数本のバラの花束を早速、花瓶にいけました。
彼は、バラの花言葉が
「あなたを愛しています」じゅうぶん知っていたのでしょう。
彼は彼女の気持ちをくみとり、さりげなく、そしてあふれる彼女の愛情にうたれたようでした。
そして、バースデーパーティーをきっかけに彼女と親しくなったようです。
仲間内の中に、詩が大好きな彼女がいます。ある日小さな貝をみせて、
わたしにいいました。「ほら、ずっと前から言っていたでしょう。わたしの最初の人にあげるもの。この二枚貝よ。貝の中にわたし、詩をかいたの。この貝はわたしの心。いつか愛する人に出逢ったときには、この貝をあげるの。」彼女はよくわたしにいったものでした。好きな人ができたら、その人に贈りたい。彼女の場合は愛の詩にこめられた貝だったのです。
「これは私の心。この貝をもらった人は、貝の中にある愛の詩を見たいと無理に開いてしまったら、貝はこわれてしまう。そしたら、愛だってバラバラになってしまう。だけど、その人が大切にもっていてくれるとしたら、ずっと先には貝と貝をくっつけている部分がはずれていって、愛の詩がよめるようにしてあるの。」彼女はこのアイデアに陶酔していました。
そして、わたしは、彼女のその素晴らしい贈り物をもらった男の人は、きっと、彼女のロマンチックな夢を育ててくれるのではないかとおもっています。そして、そんな彼女も間もなくそんな素敵な彼を見つけたようでした。
シーズンが近づくと、デパートも商店街もいっせいにショウウインドウが飾りつけられます。それでも、贈りものには、とても高価なものが多すぎるような気がします。彼女は、ショウウインドウをみて 吐息をはきました。彼女がみていたものは、グローブでした。飾られているグローブには、とてもじゃない高額な値段がついていました。いまの彼女にはそんな高額なお金をポンッとだせるような余裕なんてありません。マンションの家賃と食費と光熱費は何とか、やりくりしている生活だったのです。
でも、彼女はどうしてもクラスメイトの恋の相手に贈ってあげたい。買ってあげたいと思っていました。彼は、ことしの冬休みもアルバイトをしていると聞いていたからです。彼は去年の冬休みにも同じ場所でアルバイトをしていたのですが、グローブがヨレヨレになっていて春になっても学校に
くたびれたグローブをもってきていることを知っていたからです。
他のお店に来た彼女は、また吐息をはきました。どうしてもおもう品質のカバンは値段がはるのです。
彼女は、アルバイト帰り肩を落としてマンションにかえりました。旅行へ行かずともアルバイトの回数を増やして、なんとしてでも、あのカサを買ってあげられることはできないかな。でも、そうすると、もう冬休みも終わってしまうー。
彼女は何かアイデアはないものだろうかと、クローゼットを開け閉めしていました。冬休みのクリスマスイブの日、彼女たちはクラスメイトの彼をふくめて仲間を自分のマンションに招待しました。ツリーの絵がかざられ、コタツの上には人数分のショートケーキがひとつ、ひとつ並べられていました。インスタントコーヒーをいれると彼女はいいました。
「クリスマス、おめでとう。」
そして、クローゼットからショップ袋を取り出すと
「ハイ、プレゼント。気に入ってくれるかしら。」
彼は少し驚いていたようでした。中をあけると赤いグローブが入っていました。
「すごい。これ、ありがとう。これで、今年の冬は暖かい。」
彼はおもわず笑顔でした。次の日、彼は、そのグローブをもって、アルバイトへでかけていきました。彼女はいつも赤いコートの下によく着た黒いセーターを着ていました。
「あれ、いつもの赤いコート着てこなかったの?」
「じゃあ、来年までおわかれ。よいお年を!」
そういうと、彼女は電車にのって急いでいってしまいました。
その時、彼はいまさしているグローブの生地が、彼女のお気に入りのコートと重なりました。気がついたのです。
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大金をかけるのがよくないというのではありません。
お金をつかったって、愛がこもっていなければ。
どうしても豪華なものを贈りたかったら、一生懸命お仕事をして、
豪華なものを買ってあげたらいいんだとおもいます。
そこにあなたの愛があるんだとしたら、彼はきっとあなたの気持ちを
汲み取ってくれることでしょう。
食卓上のラブレター
6月~1ヶ月間 SCHOOL AT HOMEデザインが変更いたします。
このためご紹介の期間中 これまでの記事がご覧いただけません。
予めご了承くださいますようお願いいたします。
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